SONET(Synchronous Optical Network、同期型光ネットワーク)は、光ファイバケーブルで大量のトラフィックを伝送できるよう設計されています。データ転送速度は光搬送波(OC)レベルとして定義され、51.84Mbps (OC-1ベースレート)から40Gbps(OC-768)までとなっています。OCネットワークは、データをパケットに分類し、パケットは、シリアルデータ、ビデオデータ、IPデータ、電話データがあります。SONETの速度が増すにつれ、ダイレクトの低速シリアルデータ転送のネットワークリソースは非効率的な使用となります。IP内でシリアルデータをカプセル化することにより、ビデオストリーミングなどの高速データ転送向けにより多くのネットワークを確保できます。
アメリカのスマートトラフィックセンターでは、RS-232シリアルデータをダイナミックなメッセージングサインから4つのノードに送信し、さらに単一モード光ファイバー(SMFO)のバックボーンでRS-232にダイレクトに送信するのに、OC-1 SONETを利用していました。OC-1はポイント・ツー・ポイントビデオデータには十分であり、シリアルデータにはより十分ですが、カメラから複数の並列ビデオフィードには不十分です。
トラフィックセンターは、新しいフィールドネットワークアーキテクチャを実装し、イーサネット経由で高速(2.488Gbps)OC-48 SONETにすべてのRS-232データを通すことを望みました。改善されたパフォーマンスなら、ビデオデータの送信が実現し、また、カメラ向けにダイナミックメッセージングサインやPTZ(パン・ティルト・ズーム)コントローラなどのより標準的なRS-232タイプのデータも送信可能となります。これを効果的に実現するためには、OC-48は単にシリアルチャネルを多重化するのでなく、IPベースの通信を使用せねばなりません。
Digiは、トラフィックアプリケーションでよく見られる拡張温度範囲(-35℃~+70℃)の耐性を持った、強化された筐体設計の4ポートのシリアル・ツー・イーサネットデバイスサーバ、PortServer® TS 4 H MEIを提案しました。このデバイスサーバは、シリアルデータを取得し、バックボーンとしての高速SONETリングを持つIPベースのWAN経由で伝送します。結果は、シリアルトンネリングover IPです。アプリケーションは中央コンピュータからシリアルで通信し、シリアルデータは定期的に通信するリモートデバイスにファイバネットワークで送られます。
PortServer TS 4 H MEIによりトラフィックセンターは次のような点を実現しました:
- より柔軟なIPベースのインフラへの移住により、RS-232機器・設備への現在の多額な投資を維持
- 主要な帯域幅アップグレードが完了でき、すべての既存機器・設備のリプレースの追加費用なしで移行を実現
- ファイバの追加配備なしで、ビデオカメラや他のモニタリング機器の配備を増強


