報道関係各位
2009年3月23日
ディジ インターナショナル株式会社
ディジ インターナショナル
スマートグリッド機器に迅速・容易・低コストに接続する
エネルギーソリューション「iDigi Energy」を発表
スマートエネルギー実用化に必要なハード・ソフト・サービスを一体化
ディジ インターナショナル株式会社(本社・渋谷区、ジョー・ダンズモア代表取締役)は、このたび、エネルギーサービスプロバイダ向けにワイヤレスM2M(マシン・ツー・マシン)ソリューションを最適化した「iDigi Energy」を発表しました。iDigi Energyは、メータ、負荷制御モジュール、ディスプレイ、リレー、サーモスタットやAMI(高度メータリングインフラ)、その他のスマートグリッド(次世代敷設網)のように要求に対する応答を必要とするエネルギー設備機器などを迅速かつ簡単に提供するために必要なハードウェアとホスト型ソフトウェア、サービスを備えています。エネルギーサービスアプリケーションは、シンプルなWebサービスインタフェース経由でiDigi Energyのホスト型ソフトウェアコンポーネントに接続され、エネルギー管理サービスの開発と配備が劇的に簡素化されます。
「iDigi Energyソリューションは、私たちのTXU Energy iThermostat省エネルギープログラムの立ち上げに寄与しました。これにより、既存の企業ソフトウェアサービスプラットフォームが活用でき、最終的にはテキサスにおけるAMIネットワーク配備の統合を実現しました。私たちは、極めて迅速にコンセプトから実用に移行することができました。プラットフォームの柔軟性により、私たちのカスタマがエネルギーコストをよりよく管理できるのを助ける広範な新しいエネルギーマネジメントサービスの開発・配備が可能となるでしょう」と、TXU Energyのディレクタ、パトリック・ジェームズ氏は話しています。
「iDigi Energyの発表に伴い、当社はホームおよびビジネスカスタマの双方向通信を迅速、容易、安価に実現しました。iDigi Energyは、遠隔機器通信の複雑さを解消することによって、企業が強固な次世代の情報サービスを構築する上での障壁を低くします。これにより、エネルギーサービスプロバイダは、エネルギービジネスに集中できるようになります」と、Digi InternationalのCEO、ジョー・ダンズモアは話しています。
公益事業における遠隔監視技術への投資は、当初はSCADA、現在はAMIおよびスマートグリッドにより、長らく先頭に立って推進されてきました。米Aberdeen Group社の最近の調査結果によると、回答した事業団体は、ネットワークに接続された36%の設備機器がリモートであり、1年前には27%でした。しかし、これらの事業団体はまた、そうした設備機器の74%がリモート接続によるメリットを得ていると回答しています。
「遠隔ネットワークのセットアップの複雑さとコストに関わる認識や、インテグレーションやメンテナンス、セキュリティマネジメントに関する重要なITリソースの要求に対する認識が原因となっていまだに利用されていない状況です。シームレスにデバイスやアプリケーションに接続するためのプラットフォームや接続サービスを提供するiDigi Energyのような包括的なM2Mソリューションにより、実装の障害を軽減しROI(投資収集率)を促進することができます」とAberdeen Groupのシニアリサーチアナリスト、スマイア・ダッタ氏は話しています。
iDigi Energyの中心部はiDigi Platformで、迅速かつ容易に遠隔設備機器をカスタマのアプリケーションに接続するPaaS(Platform as a Service : サービスとしてのプラットフォーム)です。iDigi Platformは、Digiが管理するサーバのグリッドで動作します。オンデマンドモデルとして、カスタマは使用したサービス分だけの料金を支払うので、資源が節約でき、インフラも不要です。カスタマは安全にログインしてエネルギー機器設備にアクセスし、管理します。ワイヤレス通信向けに最適化された技術であるDigiの特許を持つコネクティビティソフトウェアは、事業団体のアプリケーションと遠隔機器間のセキュアな通信を確立・管理し、旧来および新たなエネルギー管理アプリケーションの両方で高い可用性と性能を保証します。
iDigi Energyは、セルラーゲートウェイおよび多様なワイヤレスエンドポイントモジュールなどを含んだDigiの総合的な有線・無線通信製品ファミリに対応しており、遠隔のエネルギー設備機器と容易に統合します。iDigi Energyはまた、すぐに動作可能なエネルギーに特化したスタータアプリケーションを搭載しています。これによりエネルギープロバイダに対してプラットフォームのデモを行うことが可能です。
「iDigi Platformは、私たちの新しいApollo Demand Response Management Systemに不可欠な要素となりました。アポロプラットフォームは、AMIとスマートグリッドソリューションに加え、従来の要求に対する応答を必要とするシステムもサポートするよう設計されています。iDigi Platformにより、私たちの事業パートナは、技術の発達に伴い将来のネットワークに移行するための柔軟性を備えたスマートグリッドソリューションを配備できます」と、米国のクリーンエネルギー関連企業であるComverge社のCTO、バド・ヴォス氏は話しています。
iDigi Energyシステムは、サーモスタット、スマートプラグ、家庭内ディスプレイ、ゲートウェイ、メータといったさまざまなスマートエネルギー機器向けにデバイスレベルのサポートを提供します。追加のエネルギー機器は、iDigiプラットフォームを介して素早く統合することが可能です。iDigi Energyはまた、ネットワーク設計、サイト調査、計画、最適化といった機器設計サービスやワイヤレス実用化のためのサービスを備えています。機器の設計・統合からライフサイクルサービスまで、iDigi Energyは、エネルギーサービスプロバイダが市場に対して迅速かつ効率的に、そして新しいエネルギーサービスの計画的なソリューションを手にするために必要なすべての通信コンポーネントを提供します。
「iDigi Energyには大きな関心が寄せられています。当社は、すでに大きな新規ビジネスのルートを持っており、今回の革新的なサービスへのカスタマからの強い要求があるものと予測しています」と、Digi InternationalのCEO、ジョー・ダンズモアは話しています。
iDigi Energyは、ワイヤレスM2Mを容易にするiDigiソリューションの最初の製品です。iDigi Energyの詳細については、www.idigi.comをご参照ください。
■Digi Internationalについて
ディジ インターナショナル社は、ネットワークやWebを介してローカルもしくはリモートの電子機器に接続し安全に管理するための信頼性のある製品とテクノロジーを開発することにより、ワイヤレスM2Mを容易にします。ディジは、性能、柔軟性、品質の最高水準を提供し、世界的なネットワークの販売代理店やリセーラ、システムインテグレータ、OEMを通じて製品を届けます。Digi Internationalの詳細は、www.digi.com
■Comvergeについて
Comverge(NASDAQ:COMV)は、ベース負荷とピーク負荷のエネルギー消費の低減により、グリッドの信頼性を向上させ、従来より費用効果の高い基準で電気容量を供給する、クリーンエネルギーのリーディングプロバイダです。Comvergeの詳細は、www.comverge.com
■TXU Energyについて
TXU Energyは、テキサスで210万人以上の電力関連のカスタマに電力および関連サービスを提供する、市場を牽引する競争力を持った小売業者です。TXU Energyはさまざまな革新的な製品とソリューションを提供しており、住宅ならびにビジネスカスタマは、特別なカスタマサービス、価格競争力のある電力サービスプラン、革新的なエネルギー効率オプション、再生可能エネルギープログラム、その他の電力関連製品とサービスといった、それぞれのニーズを満たすオプション選択が可能です。TXU Energeの詳細はwww.txuenergy.comを、iThermostatの情報はwww.txu.com/ithermostatをそれぞれご参照ください。
■本リリースについての問い合わせ先:
ディジ インターナショナル株式会社
広報担当 江川 将峰
Tel:03-5428-0261、Fax:03-5428-0262