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Customer Stories / 4万台のDigi XBeeコネクテッドメーターがCAS顧客の省エネに貢献

タイヤプロファイルズ社、定評ある携帯型タイヤ診断ツール「GrooveGlove」の安定したコネクティビティにDigi TransPort® LR54ルータを採用

「Digi TransPort LR54の性能に惚れこみました。速度とセキュリティは申し分なく、Digi Remote Manager®を使ってルータを一元管理してアップデートもできます」
- 最高技術責任者ジェフ・ヒスロップ氏

鉄道診断技術の大手企業であるイメージマップ社の子会社として2008年に設立された タイヤプロファイルズ 社は、トレッド溝の深さと摩耗パターンを精確に測定する診断システムおよび測定器の業界大手です。2014年、タイヤプロファイルズ社はTreadSpec製品ラインと定評のあるGrooveGlove携帯型端末を発表しました。現在、同社のTreadSpecおよびGrooveGlove製品は、自動車ディーラー、タイヤ販売業者、自動車修理店などで顧客のタイヤを迅速に診断してタイヤのローテーションと交換の計画を提案するために利用されています。

GrooveGlove Scanning Tire

ビジネスの課題

利益の薄い自動車のメンテナンスと修理の業界では、交換タイヤのアフターサービス市場は売上高と収益の増加が見込める、ほぼ未開拓の分野です。ところが、自動車ディーラーも個人経営の修理工場もタイヤ販売量を最大化できずにいるのは、タイヤのローテーションや交換の必要性を疑っている自動車の持ち主を納得させるほどの客観的データを提示できないためです。テキサス州に本社を置くタイヤプロファイルズ社の最高技術責任者(CTO)ジェフ・ヒスロップ氏は、昔ながらの診断法は信用性に欠けると指摘します。

「ほとんどの人はタイヤの溝の深さは目で見ればわかると思っています。硬貨やつまようじを使う昔ながらの方法もありますが、最近のタイヤは溝の底がカーブしているので正確に測れないのです。1本1本の溝を見なければ、正確な測定値は出せませんし、タイヤの横方向の摩耗も診断できません。こうした不正確な予測はドライバーにとって重大な安全性リスクにつながりますし、販売店にとっては収益機会を逃すことになります。もちろんそれ以前に、タイヤ診断をしようというドライバーが(そして修理業者も)あまりに少なすぎるという別の問題もありますが」。

その結果、オイル交換などのお決まりのメンテナンスを受けた後は、対処すべきタイヤの問題を見過ごしたまま修理業者から帰ってしまう車が非常に多いということになります。「安全上の問題になるレベルまでタイヤが摩耗してしまうこともあるのに、タイヤの状態を診断してモニタリングするプロセスがないのです」とヒスロップ氏。「この点について、ドライバーには意識を高めてもらい、サービス業者には収益を拡大するビジネスチャンスがあると当社はとらえました」。

ソリューション

2014年、タイヤプロファイルズ社は携帯型レーザースキャナー「GrooveGlove」を発表しました。トレッド溝とアライメントの診断データをキャプチャしてレポートする装置です。ヒスロップ氏によれば、この革新的ソリューションにとって高速接続は必須要件でした。「スピードが肝心だということに疑問の余地はありません。ナンバープレートの画像をキャプチャして車両登録番号を確認し、タイヤのデータをスキャンして送信し、分析してレポートをダウンロードします。と同時に、このソリューションにはタフさも求められます。高温、高湿度、浮遊粉塵など悪条件の重なる環境で使用するのですから」。

GrooveGloveのコネクティビティに高速で堅牢なソリューションを必要としていたタイヤプロファイルズ社は Digi TransPort LR54 を選びました。業界最高の速度、信頼性、安全性を備えたLTE-Advanced (LTE-A)対応ルータで、速度と接続性の統合では他の追随を許しません。Digi TransPort LR54はLTE-Advanced Category 6 (CAT6)モデムを搭載し、コンソールアクセス用に4ポートのギガビットイーサネットスイッチとシリアルポートも備えています。タイヤプロファイルズ社が展開したWi-Fiモデルは5 GHz/2.4 GHzデュアル無線、パーソナル/エンタープライズセキュリティ、さらにIoTアプリケーションで帯域幅とスループット性能を最大限に発揮するためのマルチSSIDを採用しています。

成果

GrooveGlove

カメラとタッチスクリーンの統合オンボードインタフェースを使って、サービスマネージャは最初にGrooveGloveでナンバープレートをスキャンします。この画像はWi-Fi経由で修理工場にあるタイヤプロファイルズ社のキオスク端末の中のDigi TransPort LR54へ送信されます。ここからプレート情報がVerizonのIoTセルラーネットワークを経由してクラウドに送信され、自動車登録番号が検索されます。同時に、レーザーをオンにして、ユーザーがGrooveGlove端末をタイヤの1本1本にかざし、ゆっくり動かしてトレッドの溝の深さと摩耗について精確な測定値をキャプチャします。GrooveGloveも同じくWi-Fi – セルラー – クラウドを経由してタイヤデータをタイヤプロファイルズ社のセントラルサーバーに送信します。このサーバーでカスタマイズした「TreadTrackerレポート」(推奨事項と予測データを入力済み)が生成され、修理業者に返信されてプリントアウトされます。この全過程がわずか15秒ほどで完了します。

ヒスロップ氏は次のように語ります。「Digi TransPort LR54の性能に惚れこみました。速度とセキュリティは申し分なく、 Digi Remote Manager® を使ってルータを一元管理してアップデートもできます。このソリューションの成功の秘訣はここにあります。ひとつの端末にWi-Fiと4G LTE-Advancedを搭載しているので、顧客である修理業者はこれを電源に差し込むだけですぐにすべての機能を利用できます。顧客は面倒な設定やITの負担に煩わされることなく、タイヤの販売と調整サービスの売り上げを伸ばすチャンスをつかむことができるのです」。

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