Digi WAN Bonding は、複数の接続をシームレスで回復力のある接続ソリューションに結合し、世界中のどこでも最適なパフォーマンスと最大のアップタイムを保証します。
Digi デバイスは、Digi Surelink®、ポリシーベースのルーティング、インタフェースボンディング、セルラーフェイルオーバーなど、さまざまなコネクティビティオプションを提供します。これらの機能は、外部ネットワーク障害によるダウンタイムの低減に有効に働きます。
ネットワーク内で1つ以上のセルラー接続が使用されていると、ワイヤレス通信特有の障害に対して脆弱です。Digi WAN Bondingは、複数の回線接続を集約してスループットを最大化し、待ち時間を短縮し、パフォーマンスを最適化することで、フェイルオーバー機能を超える価値ある追加機能を提供します。このサービスは、移動中の車両においても継続的に同様の最適化を提供します。
Digi WAN Bondingは、複数のセルラー接続と有線接続を組み合わせ、回復力のあるシームレスなハンドオーバーと併用し結合されたインタフェースのレイテンシを最小限に抑え、結合されたインタフェース全体で最高のスループットを実現します。
リモート管理とセキュリティ
Digi Remote Manager® (Digi RM)の価値あるアドオンサービスとして、Digi WAN BondingはDigi RMのポータルから簡単に統合でき、ネットワーク全体のコネクティビティを強化することが可能です。Digi RMを使用してデバイスとネットワークコネクティビティを管理することで、単一のコマンドポイントを通じてDigiの実績あるクラウドベースのプラットフォームを活用できます。Digi RMの監視・管理機能により、どこからでも簡単にデバイスを確認・制御することができます。
Digi WAN Bonding with Digi Remote Manager
Bondix Intelligence S.A.NEを基盤にしたDigi WAN Bondingを使用して、さまざまないユースケースでDigi接続ソリューションの機能を最適化および拡張します。
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車載用セルラー回線の持続性
バスや電車などの車両におけるアップタイムは、多くのユースケースで重要な優先事項となっています。Digi Surelinkを介したフェイルオーバーで複数のセルラー接続を設定すれば、1つの接続がダウンした場合でもアップタイムを確保することができます。ただし、車両が移動するのに伴い、接続品質が徐々に低下する可能性があります。
Digi WAN Bonding を使用すると、パケット損失や遅延などの品質指標に基づいて、複数の接続がインテリジェントにバランス調整されます。 接続品質が低下した回線は、最も効果的な接続が飽和状態になったときにのみ使用されます。
インターネット帯域の高速化
Digi WAN Bondingは、WAN上の対称型有線接続とワイヤレスWAN(WWAN)経由の非対称型セルラー接続を組み合わせ、負荷がかかっても低遅延特性を維持しながら、単一接続の場合よりも優れた総スループットを実現します。
これにより、どちらかの接続の負荷を軽減し、集中的な転送がネットワークの他のユーザーに与える影響を大幅に軽減することができます。
DAL OSの搭載機能
DigiデバイスにはDAL OSが組み込まれています。DAL OSはDigi TrustFenceで保護されており、署名による認証付きのファームウェアとして配布されます。
クライアントがDigi Remote ManagerでWANボンディング機能を有効にし、WANとWWANインタフェースを組み合わせるようDigiデバイスを設定すると、あらゆるトラフィックのデフォルトルートはWANボンディングアプリケーションを経由します。
このアプリケーションは、次に仮想プライベートサーバ(VPS)とトンネルをネゴシエートします。これは、カスタマやDigiプロフェッショナルサービス、Digiパートナーによって管理され、VPSにデータ送信を開始し、再結合して先に送信します。
すべての応答は VPS 経由で送信され、適切に断片化され、デバイスが最もパフォーマンスが高く、飽和していないと識別したインタフェースに送信されます。
デバイスが WWAN 接続でパケットを送信し、応答が可能になる前に信号が失われた場合、VPS は接続された WAN インタフェースを通じて応答を送信します。
Digi WAN Bondingの特徴と利点
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ホットフェイルオーバー |
WAN アグリゲーション |
WAN スムージング |
WAN優先 |
パケットの複製 |
Digi WAN Bonding |
ボンディングされたトンネルインタフェースは、すべてのWANリンクで稼働を維持 |
複数のWANリンクを組み合わせ |
レイテンシーとジッターを低減 |
最適なアクティブWANリンクを自動的に検出または手動で設定 |
複数のWANリンクでパケットを複製 |
パケット損失やフェイルオーバーの待ち時間なし |
1つ以上のデバイスの速度と帯域幅を向上 |
パケット損失をなくし、接続の回復力を維持 |
トラフィックのバランスを適切に調整 |
ミッションクリティカルなデータの配信を保証 |
マーケットフィット
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カスタムアプリケーション |
利点 |
Digi Wan Bondingの使用例 |
回線の持続性がありクリティカルなコネクティビティ |
最大スループットとレイテンシーの低減 |
パブリックおよびプライベートWANの優先順位付け |
ホットフェイルオーバーとパケット複製 |
オフィス、小売、インダストリアル、エナジー、バス・鉄道 |
WANスムージング、アグリゲーション、優先順位付け |
Digi WAN Bondingは、Digi Remote Manager Premierに追加されたサブスクリプションとして利用できます。