報道関係各位

2008年11月12日
ディジ インターナショナル株式会社

ディジ インターナショナル
通信距離40kmのXBee-PRO 868
ワイヤレスモジュールとデバイスアダプタを発表

欧州市場向けに868MHz帯域のXBeeファミリを追加

ディジ インターナショナル株式会社(本社・渋谷区、ジョー・ダンズモア代表取締役)は、40kmの見通し送信距離に対応したパワフルなXBee-PRO 868組込みRF モジュールおよびスタンドアロンのデバイスアダプタを本日発表しました。本製品群は、リモートセンサネットワーク、ビルオートメーション、自動メータ検計(AMI)、監視、制御やデータ収集システムといった地理的に困難な場所や距離の必要な環境でのM2M(Machine-to-Machine)アプリケーション向けに理想的です。XBee-PRO 868を使用するカスタマは、北米で主に使用されている900MHz、世界中で使用できる2.4GHzのZigBeeおよび独自プロトコルのピン互換のXBee製品に容易に移行することが可能です。

「XBee-PRO 868は、欧州で展開されるXBee製品ファミリに並はずれた通信距離性能を追加します。そして、カスタマは同一の基本設計をもったモジュールに置き換えるだけで、多様でグローバルなワイヤレスへの要求に対応できるのがXBee製品なのです」と、Digi Internationalのグローバルセールス&マーケティング上級副社長のラリー・クラフトは話しています。

XBee-PRO 868は米国の900MHzソリューションと同様にヨーロッパに対するRF帯域の特性を持つ868MHzショートレンジデバイス(SRD)G3帯で動作します。強力な送信電力によって、その群を抜いた通信距離が得られます。類似した2.4GHzデバイスの送信電力が10mWまでであるのに対し、XBee-PRO 868はEIRPで500mWの能力を持っています。また、本製品は112dBmという極めて高い受信感度も特徴としています。加えて、XBee-PRO 868は複数のアンテナオプション、無線でのコンフィグレーション、セキュリティに対する強固な128ビットAES暗号化、-40～85℃の工業温度対応といった機能を搭載しています。また、低価格の868MHzメッシュソリューションも現在開発中です。

このRFモジュールに加えて、シリアルおよびUSBデバイスアダプタも入手可能で、アナログI/OとデジタルI/Oアダプタは開発中です。これらのアダプタにより、カスタマは組込み開発の必要なく一般のハードウェアインタフェースを通じてXBeeテクノロジーを利用できます。さらに、XBee-PRO 868ネットワークにイーサネットやWi-Fi、携帯電話網を介してアクセスするために、XBee-PRO 868テクノロジーを搭載したDigiのConnectPort Xゲートウェイラインナップを2009年第1四半期には発売予定です。この拡張性によりカスタマは、アプリケーションに最適なハードウェアソリューションを見つけることが可能となります。

XBee-PRO 868開発キットは2009年2月までプロモーション価格99ドル(メーカ小売希望価格149ドル)で提供します。XBee-PRO 868モジュールは69ドル(サンプル価格)から、XBee-PRO 868アダプタは129ドル(サンプル価格)からとなっています。
XBee-PRO 868の詳細は、http://www.digi.com/products/wireless/point-multipoint/xbee-pro-868.jspをご覧ください。
Digiのドロップ・イン ネットワークソリューション(モジュール、アダプタ、ゲートウェイ製品)については、http://www.digi.com/products/wirelessdropinnetworking/をご参照ください。

■ディジ インターナショナルの概要
社名 : ディジ インターナショナル株式会社
所在地 : 東京都渋谷区桜丘町22-14 NESビルS棟8F
TEL 03-5428-0261 　FAX 03-5428-0262
代表者 : ジョー・ダンズモア（代表取締役 兼 米国Digi International 社CEO）
設立 : 2001年3月1日
資本金 : 1,000万円
URL : http://www.digi-intl.co.jp/

■本リリースについての問い合わせ先：
ディジ インターナショナル株式会社
広報担当　江川 将峰
Tel:03-5428-0261、Fax:03-5428-0262