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報道関係各位

2010年10月29日
ディジ インターナショナル株式会社

米Digi International社
2010年度の業績を発表

スマートグリッド、iDigiクラウドなどの伸長により、前年比10%の売上増

米国Digi International社 (本社・米国、ジョー・ダンズモアCEO、NASDAQ:DGII)はこのほど、2010会計年度 (2009年10月~2010年9月)の業績を発表しました。今期の売上高は1億8,250万ドルで、前年度の1億6,590万ドルに対して1,660万ドル、10.0%の増加となりました。

2010年度の売上のうち、組込み製品(マイクロプロセッサ、開発ツール、組込みモジュール、コアモジュール、シングルボードコンピュータなど)は、前年度比10.4%増の8,240万ドルでした。これには、Digiが買収したMobiApps Holdings Private Limitedのサテライト(衛星通信)関連の売上180万ドルが含まれます。また、非組込み製品(マルチポート・シリアルアダプタ、ターミナルサーバなどネットワーク関連機器、USB関連機器、セルラー機器など)は、9.7%増の1億10万ドルでした。

2010年度の純利益は890万ドル(前期から480万ドルの増加)で、希薄化後1株当たり利益0.36ドルとなりました。今期末の現金・預金・有価証券バランスは、8,760万ドル(前期比で現金・預金は510万ドル、有価証券バランスは1,180万ドルの増加)でした。また、強固な貸借対照表を維持し、流動比率は670%、2010年9月30日現在、長期負債を持っていません。

「2010年度は、安定した収益と売上増加に転じた年度となりました。1,660万ドル、10.0%の売上アップを実現し、第4四半期には31四半期連続での収益達成を記録しました。当社は、ワイヤレス製品で確固たる成長を示しました。2011年度に入っても極めて強い市場のポジションにあると考えています」と、CEOのジョー・ダンズモアは話しています。

Digi International社の2010年度の主なトピックス
(1) スマートグリッドのパートナシップ
・ITron社およびComverge社とのパートナシップを新たに締結、現在、Yukon Energy ServiceソフトウェアとiDigiの統合による次世代のデマンドレスポンスとなる、IPベースのデマンドレスポンスソリューション提供のためにCooper Power Systems社とも協調しています。
・Digiは、インテリジェントなサーモスタットの管理や家庭のエネルギー消費を低減するソフトウェアのプロバイダであるEcoFactor社が、同社のWebベースのソフトウェアを家庭内機器に容易に接続するためにDigi X-Gridソリューションを使用していると発表しました。Digi X-Gridは、電気メータ経由で家庭用エネルギー設備・機器のリアルタイムでIPベースの監視・制御を実現する“拡張グリッド”です。
・Digiと、エネルギー効率とスマートグリッドソリューション向けのソフトウェアプロバイダであるGroundedPower社は、コンシューマのエネルギー消費低減を支援するため、“拡張グリッド”での協調を発表しました。これにより、Cape Lightパイロットプログラムで10%近くの削減が実現します。
・DigiとSolarEdge Technologies社は、代替エネルギーアプリケーションとしてのDigiソリューションのデモンストレーションを行い、スマートグリッドで電力計からのデータ収集、PV(太陽光発電)インバータメッシュネットワーク、スマートグリッドとの将来的なインタラクションといったPVシステムの完全なコネクティビティソリューションでの協調を発表しました。


(2) その他のスマートグリッド関係のトピックス
ConnectPort X2 for Smart Energyゲートウェイを発表しました。スマートメータの配備において、ZigBee Smart Energy機器からのデータを接続、制御、収集する業界初のゲートウェイです。
・欧州のスマートメータリング接続市場でもDigiの存在感を示すConnectPort X ワイヤレス M-Busゲートウェイファミリを発表しました。欧州でよく使われるワイヤレスM-Bus技術をインテグレートすることで、本ゲートウェイは電気、ガス、水道メータをブロードバンド経由で効果的に欧州のエネルギーサービスプロバイダに接続します。
XBeeおよびXBee-PRO ZigBeeモジュールの次世代製品を発表しました。本製品は、主として、エネルギー関連機器向けにワイヤレス通信を提供するために使われます。


(3) ワイヤレスでの主要なパートナシップおよびカスタマとのリレーションシップ
・3Gモバイルブロードバンドネットワークテクノロジーの世界的なプロバイダ、Ericsson社とのパートナシップでM2Mソリューションを強化・拡大しました。Digiは、M2M向けの3Gセルラーコネクティビティを提供するために同社と協調しています。
・Digiのワイヤレスコンサルティンググループであり組込みセルラーインテグレータのSpectrum Design Solutionsは、Qualcommの最新セルラーテクノロジー、Gobiを取り入れたワイヤレスM2M設計のプロモートでQualcomm社との協調を発表しました。
・Gobiを搭載したDigi TransPort WR44は、業界初のQualcomm Gobiテクノロジーを搭載した企業クラスのセルラールータとして位置づけられました。本製品は、グローバルなキャリアの多様性を提供し、実質的に世界のあらゆるセルラーネットワークにでも接続できます。
・Freescale Semiconductor社との協調により、低出力およびワイヤレスマルチメディアアプリケーション向けに設計された業界初のコアモジュールを発表しました。ConnectCore Wi-i.MX51は、Freescaleの高性能i.MX51プロセッサベースのワイヤレスコアモジュール、802.11a/b/g/n無線LAN の搭載、MicrosoftのWindows CE 6.0 R3のサポートという3つの業界初の特徴を備えた製品です。


(4) iDigiサービス
iDigi Platformの拡張として、容易にM2Mネットワークとデバイスマネジメントを実現する使いやすいクラウドコンピューティング・プラットフォームを組込み開発向けに強化しました。
・遠隔資産を監視・追跡するローコストでプログラム可能なセルラーゲートウェイ、Digi ConnectPort X3を発表しました。本製品は、容易に機器をリモートで管理し、機器の情報をバックエンドシステムとM2Mアプリケーションに統合できるiDigi Platformとインテグレートします。
・複数の無線テクノロジーを垂直集中型ソリューションに溶け込ませる独自の機能を持ったコンパクトで頑丈なテレマティクス機器、ConnectPort X5ファミリを発表しました。本製品は、セルラー、サテライト、GPS、無線LAN、車載ネットワーク(VAN)といったテクノロジーを1台の機器に集約した業界初のテレマティックス機器です。ConnectPort X5のカスタマは、大規模な機器配備の設定・管理が容易に行えるホスト型ソフトウェアと必要なサービスを備えたiDigiワイヤレスM2Mソリューションにアクセスできます。


(5) その他の主要なワイヤレス製品発表
・単一ソリューションでGSM/GPRS、GPS、ORBCOMM衛星通信コネクティビティを実現できる組込みモジュール、Digi m130を発表しました。
・業界初の300ドルを切るサテライト開発向けのM2M開発キット、「Digi m10 ジャンプスタートキット」を発表しました。
・業界初の組込みワイヤレス通信・制御システムオンチップ Rabbit 6000を発表しました。

●2011年度について
Digi International社では、2011年度の売上を1億9,500ドル~2億1,500万ドル(6.8~17.8%増)と見込んでいます。

 

 

■Digi Internationalについて
ディジ インターナショナル社は、ネットワークやWebを介してローカルもしくはリモートの電子機器に接続し安全に管理するための信頼性のある製品とテクノロジーを開発することにより、ワイヤレスM2Mを容易にします。ディジは、性能、柔軟性、品質の最高水準を提供し、世界的なネットワークの販売代理店やリセーラ、システムインテグレータ、OEMを通じて製品を届けます。Digi Internationalの詳細は、www.digi.com

■本リリースについての問い合わせ先:
ディジ インターナショナル株式会社
広報担当 江川 将峰
Tel:03-5428-0261、Fax:03-5428-0262

 

 

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